表と裏で、ひとりの人
東京・台北・香港でもっとも普通の名刺を、世界中の読み取りアプリが間違えます。
最終更新 2026-08-17
何が起きているのか、正確に
表に「田中 博 · 営業部長 · 株式会社カードハウスホールディングス」、裏に「Hiroshi Tanaka · Sales Director · Kardhaus Holdings, Inc.」。ひとりの人間の、ひとつの役職、ひとつの会社を、二種類の読み手のために二度印刷したものです。
これをほとんどの名刺アプリで読み取ると、連絡先が2件できます。あるいは1件できて、もう片面は黙って捨てられます。あるいはそもそも裏面を聞かれず、数か月後に連絡先の半分に電話番号が無いことに気づきます。直通番号が英語面に刷られていたからです。
この分野でもっとも要望が多く、いまだに実装されていない機能です。日本では裏面の読み取り自体が月額 ¥600 の有料機能になっているものがあります。多くのアプリは「名刺に2つの面がある」という概念をそもそも持っていません。
なぜ本当に難しいのか
- 2つの面は、共通の文字を持たない2枚の画像です。 一文字も一致しないことが普通なので、文字列の類似度では結びつける手がかりが見つかりません。
- 漢字統合(Han unification)。 「田中」は日本語と繁体字中国語で同じコードポイントです。バイト列そのものは *Tanaka* か *ティエンヂョン* かを教えてくれません。電話の国番号、住所の表記体系、ローマ字の有無から推定する必要があります。
- 裏面は翻訳とは限りません。 会社概要、QRコード、製品一覧、あるいは同じ会社の別人であることもあります。誤って統合するのは、まったく統合しないのと同じくらい有害です。
- 電話番号は重複ではなく矛盾します。 表に代表番号、裏に直通と内線。単純な重複排除は片方を失い、単純な全件保持は2つの番号を4つにします。
- 株式会社は前にも後ろにも付きます。 並べ替えでは外し、表示では残す。この処理を持たないと、社名順の一覧が「株式会社」の塊になります。
Kardhaus の処理
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裏面があるかを聞きます
表を撮った直後、名刺を置く前に。メニューの奥ではなく、まだ開いているカメラの上に出るシートで、「はい、裏面を撮る」に初期フォーカスが当たり、「いいえ」も同じ押しやすさです。
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面ごとに文字体系を判定します
仮名、繁体字漢字、簡体字漢字、ハングル、ラテン文字。名刺単位ではなく面単位で判定します。この分類が後続すべての前提になります。
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何を見ているのかを決めます
同一人物の2言語版か、別の2人か、人物1名+会社情報面か。本当に判別できない場合は、推測せずにそう言って確認します。
重要な規則はこれです。1枚の名刺から2件を作らない。2人を1件にまとめない。
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上書きではなく相互補完します
日本語名と英語名の両方を name と nameAlt に保持します。会社名も同様です。Kardhaus Holdings, Inc. のほうが短いからといって、株式会社カードハウスホールディングスを失いません。
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電話番号を分類します
会社・携帯・FAX・内線を別の種別として、両面をまたいで突き合わせます。表の代表番号と裏の直通が、4つの推測ではなく、正しく分類された2つの番号になります。
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どこから読んだかを見せます
項目をタップすると、名刺画像上の該当領域がハイライトされます。信じるのではなく、確かめられます。自信の低い項目は印を付けて先頭に並べ、保存後もその印は記録に残ります。
両面名刺は1枚として数えます
事前登録でお付けする無料100枚でも同じです。「ひとりの人です」というのが要点の機能で、同じ人の名刺に2回課金するのは、紹介の仕方として不自然です。
よくある質問
裏面が読めない言語だったら。
表だけ保存したあとで、裏を足せますか。
ふりがなは扱いますか。
本当に別人の2名だった場合は。
App Store 公開前
テスト版と、無料100枚の認識を先にお渡しします
無料100枚、両面名刺も1枚として
Kardhaus は iOS 18 以降向けに開発中です。メールアドレスを登録いただくと、TestFlight 公開時にご案内し、あわせて AI 認識100枚を無料 でお付けします。両面名刺は2枚ではなく1枚として数えます。